こんにちは、ごまママです。
今回は計画無痛(和痛)分娩での2人目出産について書いていきます。
私は2021年に第一子を自然分娩で、2023年に第二子の女の子を無痛(和痛)分娩で出産しました。
最近は無痛分娩を選択する人が増えているので、無痛分娩を考えている人のためになればと思います。
計画無痛分娩の流れについて詳しく分かるように時系列でも書いていきます。
出産について
出産日は?出産予定日との差は?
出産日は予定日の5日前でした。
無痛(和痛)分娩には『計画無痛分娩』と『自然無痛分娩(自然陣痛からの無痛分娩)』があります。
私は計画和痛分娩だったので出産予定日5日前に陣痛促進剤を使用して出産しました。
計画和痛分娩予定日(39週2日)は、38週の妊婦健診で決定しました。
妊娠36週、37週での検診でも産まれそうな兆候がなく、初産も予定日超過だったため計画和痛分娩予定日は39週となりました。
経産婦のため一応出産予定日前での計画和痛分娩となりましたが、予定日前日に健診を行い、まだまだ産まれなさそうな場合は出産日を変更する可能性があると言われていました。
結果として当初の計画和痛分娩予定日での出産となりました。
分娩時間はどれくらいかかる?
母子手帳の分娩所要時間の欄には8時間と書かれています。
陣痛促進剤の点滴は出産日の当日5時半にスタートして、お腹が張って陣痛の痛みが出てきたのは10時半頃、産まれたのが19時頃なので、私の感覚的にも大体8〜9時間くらいでした。
経産婦の場合、初産の半分の分娩時間になると言われていますが、私の場合は初産の分娩時間と同じでした。
初産は自然分娩、2人目は和痛分娩だったので、分娩方法が違うためだと思います。
麻酔をすると陣痛が弱まったり長引いたりしやすいので、そのためではないかと思います。
出産所要時間は一緒ですが、圧倒的に和痛分娩の方が疲労感が少なかったです。
なぜ和痛分娩にしたのか
和痛分娩にした理由はもちろん痛いのが嫌だったからです。笑
初産で自然分娩で生みましたが、本っ当に痛かったです。そして本陣痛が来るまでの弱く長い陣痛がかなり辛かったです。
和痛分娩のデメリットを考えると躊躇する気持ちもありましたが、産院の先生、麻酔科の先生に事前によく話を聞いて決断しました。
あと1人目の出産の際、腰椎椎間板ヘルニアなってしまいました。
整形外科で診てもらってからは腰に無理のある動きをしなければ日常生活は普通におくれていました。
しかし2人目を妊娠すると腰に負担がかかり、コルセットをしても日常生活すらかなり痛い状態でした。
なのでヘルニアを抱えたまま自然分娩は出来る気がしなかったので和痛分娩にしました。
なぜ無痛分娩ではなく、和痛分娩にしたか
なぜ無痛ではなく、和痛分娩にしたのかというと、正直どちらも同じだと思っていたからです。笑
妊娠30週くらいで初めて無痛と和痛は少し違うのではと気づきました。
予約していた産院は和痛分娩しかやっていなかったので和痛分娩での出産になりました。
産後に完全無痛を目標としている産院もあることを知りました。
ですがその完全無痛の産院は家から電車でも車で1時間弱かかるところにしかありませんでした。
”自宅からの距離”は産院選びで外せない条件だったので、妊娠前に知っていたとしても結局今回出産した産院を選んだと思います。
私が感じた和痛分娩のメリット
産後の回復が早い
私が感じた和痛分娩一番のメリットは産後の回復が早いことです。
1人目は弱い陣痛で2晩まともに眠れなかった上での出産だったので産後もヘトヘトボロボロで、その後もしばらくベットから動くのもしんどいくらいでした。
でも2人目の出産後は、1人目の時に比べるとかなり回復が早く、翌日には普通に動けるくらいでした。
(後陣痛は2人目の方がかなり痛かったですし、会陰切開の痛みは変わらずでした、、)
夫にも「1人目の時の出産後は心配なるくらい顔色悪かったけど、2人目の時は1人目の時よりかなり顔色が良かった」と言われました。
出産直後の写真を見返してみると、確かに2人目の時の写真の方が顔色がよく、まだ人に見せられる顔でした。笑
計画分娩ができる
計画和痛分娩ができたのが大きなメリットでした。
私も夫の実家も遠方のため、夫の居ない日中や夜中に陣痛が来てしまった時に上の子を預けることが出来ません。
夫の仕事の休みも事前に調整できて、自分の気持ちの準備もできるので計画的に出産できてとても助かりました。
私が感じた無痛分娩のデメリット
完全に無痛ではない
正直、かなり痛かったです。笑
私の場合は和痛分娩だったと言うのもありますが、子宮口が8cmくらいからの強い痛みには麻酔の効果を感じませんでした。
そして子宮口がある程度開くまでは麻酔をしてもらえなかったので、麻酔の効果を感じたのは2時間くらいでした。
ですが、自然分娩での出産に比べると痛さを感じた時間は確実に和痛分娩の方が短かったです。
なので無痛分娩にした後悔ではないですが、もしまた産むことがあれば完全無痛を目指している産院にしたいなと思います。
費用が高い
私は通常の分娩費用プラス10万円でした。
10万円の価値は感じたので後悔はないですが、出産前後は出費が多いので出来ることならもっと安いとありがたいですね。笑
無痛分娩の詳しいメリット、デメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
時系列レポ
ここから時系列で記していきます。
出産前日に入院(事前処置)
出産前日15時
和通分娩の場合は出産日前日から入院。
前日のうちに事前処置を終わらせて分娩を朝一からスタートするためです。
事前処置でバルーンを入れると入浴できないので、家でお風呂を済ませてから入院しました。
検診をして子宮口確認。
ここで子宮口が開いていない場合はバルーンを入れられますが、私は子宮口1cmで柔らかくなっていたのでバルーンなしでした。
出産前日18時
病室に移動して夕食。
麻酔始まると気分が悪くて食事できないかもしれないと言われたので、お腹苦しいけど頑張って完食。笑
入院中、上の子は家で夫がみてました。
もともとパパっ子なので特にグズったりもしてないようでした。
安心でしたがちょっと寂しかったです。笑
久しぶりの1人時間を満喫して、よく寝ておこうと思いましたが緊張であまり眠れず‥
促進剤スタート
出産当日5時半
促進剤(点滴)スタート。朝早すぎ。笑
すごく感じの良い助産師さんでたくさんお話ししていると、「促進剤初日に産まれるのは経産婦さんでも50%くらいですよ」と。
え!?今日生まれないの!?
和痛分娩ではお産が長引くとは聞いていましたが、まさか今日生まれないかもしれないなんて、、しかもかなり高い割合、、
初産を自然分娩で生んだ甲斐が少しはあったかな、、笑
「遅くても夕方までには生まれているかな〜」と思っていましたが読みが甘かったです。笑
もし今日生まれなかったらどうなるのかと思ったら、なんと連続3日間までは促進剤チャレンジができるらしい。
そして3日間促進剤をしても陣痛が来なければ一旦家に帰されるようで、、身体的にもキツそうだし、綺麗めの産院なので入院費も馬鹿にならない、、
絶対に今日産むぞと思い、麻酔までとにかくスクワット。
麻酔処置
9時
麻酔の管を入れる処置をすることに。
腰椎椎間板ヘルニアだと、ヘルニアの場所次第では硬膜外麻酔ができません。
事前面談で麻酔科の先生に「多分麻酔可能だけど、実際に管を入れてみないと分からない」言われていたので、ちゃんと和痛分娩ができるのかこの時まで不安でした。
まずは管を通す位置に消毒をして局所麻酔。
そこまで痛みはなかったですが、背中に注射されるのがゾワゾワしました。
局部麻酔が効いているのを確認して、いよいよ硬膜外麻酔の管挿入。
グリグリグリ
痛みはないですが、背骨あたりをグリグリされている感覚はあります。自分の見えない場所でせれているので余計に怖かったです。
その後も10分近く背骨をグリグリグリグリ。結構な力で押し込まれていました。
「普通、管ってもっとスッと入るのでは‥?このままだと和痛分娩出来ない‥?」
そう思っていると、プツっ!と音がしました。
何事かと思っていると、麻酔科の先生の「やっと入ったんじゃないかな」と言ったので管が入った音のようでした。
麻酔科の先生にも近くにいた助産師さんも「管が入る時に音が鳴ったのは初めて」と笑っていました。笑
その後正常な位置に管が刺さっているか確認をして、麻酔の処置終了。
なんとか和痛分娩ができそうで一安心。
10時
痛みないですが、3分間隔で張っていました。
10時半
少し痛くなってきました。
麻酔入れると陣痛が弱くなるので限界の痛みまで耐えてと言われたので我慢。
おしるしが!
11時
トイレに行くとおしるしがありました。
内診してもらうと子宮口2〜3cm。
促進剤を使うと陣痛間隔が短くなりやすいらしく、地味な痛みが3〜4分間隔できてイライラ。
一度産んでるからこそ、まだまだ産まれないのが分かって余計に辛かったです。笑
13時
内診すると子宮口2〜3cm。
先生に「今日は無理かもね〜出なかったらバルーン入れて寝てね」と言われて絶望。笑
14時
鈍い痛みが変わらず3〜4分間隔で来るのでキツくなってきて麻酔をお願いしてみました。
すると「今入れると陣痛がなくなる可能性が高い。子宮口のまだ開いてないし、痛みに耐えられないなら促進剤をやめて明日仕切り直そうか」と言われました。
え、、見切るの早くない、、!?笑
しかも「あと1時間だけ頑張って耐えて!」と言われて半泣き。笑
1時間後も変わらなければ中断、お産が進行してたら麻酔をすることに。
14時半
かなり痛くなってきました。陣痛間隔は変わらず2〜3分。
しかも今回の産院、陣痛中は基本放置でした。分娩室にも基本1人です。
1人目の時とは別の産院だったので、施設によって全然違うんだなと実感しました。
1人目の時はずっと助産師さんが付きっきりで腰をさすってくれてとてもありがたかったのですが、今回は何かあったら呼んでねスタイルでした。
これがかなり辛かったです。
施設側の事情もあるでしょうし、1人で集中したい人などにはいいと思いますが、コロナで家族の付き添い不可ならせめて常に1人は側についていて欲しかったです。
誰も腰をさすってもくれないので、泣きながら自分で腰を押してました。
さらに痛いときにおやつを持ってこられてかなりイライラしました。笑
おやつなんかいらないから腰さすって欲しかったです。
やっと麻酔スタート
15時半
陣痛間隔は変わらず2〜3分。どんどん痛くなっています。
1時間後と言っていたのに全然こないのでムカついてナースコール。笑
「もう無理です。今すぐ麻酔入れてください」と再度お願いしました。
内診すると子宮口4cm。
先生に「明日仕切り直した方がいいと思うけど、麻酔してもいいよ。今麻酔を入れて、もしも陣痛が弱くなったら明日以降産む時に麻酔が使えないかもしれない。それでもいいなら麻酔しよう」と言われました。
1人に使える麻酔の量が決まっているらしいです。(先に教えておいて欲しかった。笑)
早めに使い始めると、お産が長引いたときに本当に痛いときに使う麻酔がないという状況になってしまうようです。
痛すぎてとにかく今すぐにこの痛みから解放されたかったし、絶対に今日産みたかったので迷わず麻酔をお願いしました。
そしてやっと麻酔を入れてもらえることに。
背中に冷たいものがスーッと入っていく感覚がありました。
麻酔が効くまでも結構時間がかかりました。20分くらいはかかったと思います。
もう麻酔を入れてもらっているから助産師さんに当たる事もできず、、ひたすら1人で耐えました。笑
痛すぎて体が強張っていたので痛みが無くなっているのに気づくのにさらに時間がかかりました。
16時
麻酔を入れてから30分後くらいに助産師さんに麻酔の効きの確認をされました。
正しく麻酔が入っているかどうか、細かくチェックしてくれました。
そのときに「あれ?痛くないかも?」となりました。笑
その10分後くらいには完全に無痛に!!
痛みがなくなると精神的にも余裕が出てきます。笑
10万払った価値をひしひしと感じました。無痛分娩を開発してくれた偉い人ありがとう、、!笑
夫にも歓喜の連絡をしました。
痛みは感じませんが、変わらず2〜3分間隔で張っていました。
17時
内診すると少し赤ちゃんが降りてきているとのこと!促進剤も増量しました。
先生が「麻酔で身体の力が抜けてお産が進んだのかもね」と言っていました。
じゃあもっと早く麻酔入れてもよかったのでは、、?笑
なんにせよ陣痛が弱まっているわけではないようで一安心。
俄然今日出産する気持ちになりました。
しばらくするとプツッと何かが裂けたような感覚が。
助産師さんに確認してもらいましたが破水ではないようでした。
やっと痛みから解放されて眠気が襲ってきて10分くらい寝ました。笑
17時半
また痛くなってきました。
気のせいかと思いましたが、確かに痛い、しかも着々と痛みが増しています。
早めに言わないと麻酔が効くまで時間がかかるので早めにナースコール。
すると先生と相談しますと言われ再び放置。笑
陣痛のたびに痛くなります。
ナースコールから5回目くらいの陣痛で泣くほど痛くなり、再びナースコール。
「痛すぎてもう無理です。今すぐ麻酔追加してください」と訴えると、
助産師さんに「これ以上麻酔入れるよりも、陣痛剤をやめて明日仕切り直しましょう」と言われました。
はぁぁぁ!??
陣痛剤をやめたらこの痛みから解放されるのか!?ネットで調べたいけど痛すぎて何もできない、、
ていうか誰でもいいから腰をさすってくれ〜!!笑
先生が来るまでひたすら怒りと痛みに耐えてました。
18時
やっと先生が来て、「残念だけど今日はやめとこうか〜、一応内診しとくね〜」と内診。
すると「‥これは今日生まれるな、破水しているし、麻酔追加とお産準備しよう。旦那さんも呼んでいいよ」と急展開。
えええぇえ!?
子宮口大分開いていたようです。そりゃめちゃくちゃ痛いはず!笑
とりあえず夫に来てもらうように連絡。今回は産む直前からは立ち会い可でした。
麻酔追加してくれましたが、効くまでが長い!
泣きながら自分で腰を押してると、ここにきて腰を押してくれる助産師さんが!!女神!!!涙
「痛い痛い痛い!もっと麻酔入れてください!!」とお願いするも間隔を空けないと追加できないらしくひたすら耐える。
ちょっとすると腰を押してくれてた助産師さんが「ごめんちょっと外すね」と。
「無理です!!いてください!!お願いします!!」と泣きながら訴えました。笑
分娩室が3室ありましたが、今ちょうど全ての部屋で産まれそうな状態でどうしても行かなければいけない状態とのことでした。
そんな、、涙
子宮口全開!ついに分娩!
18時半
内側から肛門付近を押してくる感覚が。「これは産まれる」と思いました。
助産師さんに伝えると再び内診され、子宮口全開でした。
「旦那さん間に合わないかもね、、」と言われましたが、それくらいすぐ産まれることかと嬉しさの方が大きかったです。笑
どんどん痛くなっていて、麻酔の効きを一切感じませんでした。腰が割れそうなほど痛い、
「麻酔追加してください、、」とずっと言い続けていると、見かねた先生が別の麻酔を追加するか提案してくれました。
(詳しく説明してくれていましたが痛さでほぼ覚えてません、、確か即効性がありまた別料金になってしう的なことを言ってました)
この痛みが少しでも無くなるならなんでもいいと二つ返事で麻酔をお願いしました。
すぐ打ってくれましたが、正直麻酔の効きはイマイチ分かりませんでした。
19時
そうこうしている間に分娩台がお産体制に。
「もう産む?旦那さん待つ?」と言われたので、「産みます!!」と即答しました。(冷静になると待ってもよかったなと思います。あの瞬間はそれどころではなかったけれど、、笑)
一応スマホを確認すると「道が混んでる!」と連絡がきていたのでスルーしました。笑
そこからは陣痛がきたらいきんでを6回くらいでガッと頭が股に挟まっている感覚を感じました。
助産師さんに「頭出てきているよ!次の出そう!見える?」と言われたので股の方を覗くと赤ちゃんの頭が見えてました。
「本当にそこから出るんだなぁ、早く出してあげないと頭が変形するんじゃ、、」と思ってました。笑
次の陣痛がきたので絶対に出すぞ!といきむと、ズルンっと出てきてくれました。
その瞬間産声も聞こえて一安心。
夫が臍の緒を切る予定でしたが、間に合わなかったので自分で切りました。
想像よりも臍の緒は太くて、グニグニしてて切りづらかったです。
お腹にのせてもらって臍の緒を切っていると、達成感と愛しさで思わず泣きました。
19時半
一休憩していると、夫と長女が到着。
夫は長女の時はコロナ禍真っ只中で退院するまで赤ちゃんと会えなかったので、産まれたての赤ちゃんに感動していました。「本当にありがとう、お疲れ様」と何度も言ってくれました。
長女は2歳前だったのでちゃんと理解でしているのかは分かりませんが、赤ちゃんをナデナデしてあげていて嬉しかったです。
産まれてからずっと一緒にいて、初めて1日離れ離れだったので私もやっと長女に会えて嬉しかったです。
その後会陰が裂けていたようで縫ってもらいました。
1人目の時は結構痛かったですが、ここでやっと麻酔が効いてきたのか全く痛くなかったです。
それから2時間くらい家族で過ごして、夫と長女は一度家に帰りました。
私はその後歩いて部屋まで移動。
産後すぐに動いた方がいいと聞きますが、腰がグラグラで本当にこんな状態で動いていいのかなと思いました。笑
あとがき
第二子の和痛分娩の出産レポはこの辺で終わりたいと思います。
出産前は和痛分娩のリスクが気掛かりでしたが、実際終わってみると、大きな副作用もなく、産院側もかなりしっかり管理してくれていたので大丈夫でした。
和痛分娩なので自然分娩よりは痛くないだろうと思いましたが、痛さの程度としては正直同じくらい痛かったです。笑
ですが、痛い時間は確実に和痛分娩の方が短かったです。
総合的に考えてメリットの方が大きかったので和痛分娩をして本当に良かったと思います。
ですが、もし次産むことがあれば完全無痛を目指している産院にしたいと思います。笑
(あと助産師さんが出来るだけ付きっきりで居てくれる産院がいいです、、笑)
かなり長くなってしまいました、、ここまで読んでいただきありがとうございました。